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michi suwa

タイトルなし

満月が見事だったのは一昨日だったかな。円ちゃんを歯医者に連れて行った帰りの自転車を漕ぎながら見たオレンジ色の大きな丸。夕方になって急に冷えた強い風と張り合うように、2人で歓声をあげた。

昨日は近美の常設をゆっくり見た。最後は目当ての女性の抽象の小企画。怒りをもって晒された東野芳明の醜態と、それに毅然と対峙する彼女達の姿を目に焼き付けてから、西日が眩しい2階のテラスに出た。エレベーターに乗ろうとしたところに車椅子の男性がいて、首から下げたヘルプマークを親指に引っ掛けて揺らしているように見えた。お手伝いしますかと声をかけたが、その人は和かに首を振った。レストランの出入り口だったから、会計している家族か介助者を待っていたのかもしれない。自覚する手前ぐらいの不安感で手が何かを弄ぶのは私にもよくある。ショップに降りて本を物色して、何も買わずに帰った。タッチの差で円ちゃんの方が先に帰っていた。

今日は重い腰を上げて、枯れた夏の花が植ったままのプランターの土を入れ替えた。買ってあった培養土では必要な量の半分も足らなかった。チューリップの球根の植え付けと円ちゃんが学校から持ち帰った何かの種を撒くのは明日以降にやることにする。