曇り。とにかく寒い。家にいると手足がすぐにレイノー化。
昨日はNちゃんとお昼食べながらたくさん話した。子どものことから親のこと。ちょっと話しすぎて自己嫌悪に。今日もまた別の場所でたくさん話した。どうしちゃったのってくらい。でもみんな本当に素晴らしかった。かっこよかった。
息子への対応を意識して変えてからはやひと月。対応というより受け取り方か。なんてこったが見つかる見つかる。こんなに素敵だったのね、あなたの世界は。
日記はじめ。成人の日、月曜祝日。
明けましておめでとう御座います。
結局息子は一緒に寝ているけど、部屋にベッドや机が置かれて、部屋らしくなった。同時に一階のリビングがすっきりして、ようやく年末から続いた居住まい整理がひと段落しつつある。今日は、晴れ間は一瞬だけで、曇空の一日。室内の植物の植え替えをした。リビングが広くなった分、植物を増やしたくなる。
明日からは息子も午後まで学校。アトリエ作業に充てたい。
猫が居ないねえと、毎日言ってる。
今宵は満月。寒い寒い。蝋梅が咲き始めたよ。
個展が終わってちゅうが死んで約ひと月、一心不乱に居住まいを整えていた。小2の息子が一人寝に挑戦すると言いだしたので、物置きと化していた息子部屋を大掃除したり、色々捨てて、壁も塗った。暮らし始めてもうすぐ5年。やっと家と生活が噛み合い始めた。リウマチで途中は完全に投げてしまっていたから感慨深い。
今日は息子と都内。今年お世話になった場所に年末の挨拶に行った。お昼にうどん、帰りにラーメン。息子はずっと元気。
photo by Ken Kato
個展「Solid Objects」は会期を無事終了いたしました。ありがとうございました。
正直、結構ヒヤヒヤでした。いろんな意味で。一応、年内の新作の発表はこれが納めです。見てもらえる有り難さを改めて感じる一年でした。絵を見るって大変な事で、私も見ることに傾注出来ないときはある。だから、見てもらえるのは本当に有り難い。展覧会に来ても絵を見れない人の姿も見た。そういう姿こそ目に焼き付けて、次も頑張ろうと思う。改めて、足を運んで下さったみなさん、ありがとうございました。
個展が終わって数日だけど、何故だろう、目まぐるしい。終わりと始まりが幾つも重なる。昨日、ちゅうが死んでしまった。もう随分痩せていたけど、食欲はあるから、もう少しもつ気がしていた。でも昨日は朝から何も食べず、一昨日の夜は珍しく外に出たがった。姿を消そうとしたのかな。昨日の昼には、私にも最後の日だと分かった。息子を寝かせた後は、ストーブの前で膝に抱いて過ごした。24時をまわる頃に、呼吸が止んだ。今日の午後に火葬してもらい、じゅんの骨壺の横にもう一つ、並べた。今はただ寂しい。
晴。午後から風が強くなった。
美容院。髪を切って、部分的にカラーを入れてもらった。相変わらず、雑誌のチョイスがちょうどいい。ロニ・ホーンのインタビューと平田オリザが17才で世界一周した時に読んだ本の話と石内都の学生時代の話を読んだ。どれも短い記事だけど、ちょっとずつ勇気づけられた。お昼は元町で鶏塩ラーメンを食べた。半透明の縮れ麺に鶏ワンタンと焼豚と春菊、柚子を足してもいいけど足さなかった。帰りに、予約していた本を受け取りに図書館に寄ったけど、取りに行くのが遅過ぎて予約期限が切れていて受け取れず、また予約しますと言って帰った。また予約はしないかもしれない。
昨日は『ペパーミントキャンディ』と『弁護人』をプライムビデオで見た。共通して、80年代の韓国、軍事政権下の思想弾圧と女性蔑視。今の韓国の色んな面での成熟は、この「男たち」の反省と後悔の先にあるものなんだろうよ。
今日から個展2週目。3週目までしか無いからね。よろしくお願いします。
自由が丘のgallery21yo-jにて展覧会が始まります。
2019年「island」展から2年ぶりの同会場での展示です。よろしくお願い致します。
個展「Solid Objects」
2021/11/4木-21日
月・火・水曜休み 13:00-18:00
〒158-0082東京都世田谷区等々力6-24-11
「それはとても固く、とても緊密で、明確だった。靉靆とした海、靄に包まれた砂浜に比べて。」 (ヴァージニア・ウルフ「堅固な対象 Solid Objects」*)
何かが何事かを告げているように感じられるという経験はある。私はそれと親密でありたいと願う。拾おうとして指で触れると、それはとても冷たい。ポケットの中で弄びながら指とそれが同じ温度になるのを待つ。温まったそれをポケットから取り出して掌にのせて見ると、先ほどとは違う姿のそれだった。なんて裏腹な、堅固な対象。
2021年9月
諏訪未知
*ヴァージニア・ウルフ『ヴァージニア・ウルフ短編集』西崎憲編訳、筑摩書房[1999]所収