休日

快晴。

立夏

今日は息子を夫に預けて1人で外出。

長年の願いであったA-materialsのセミオーダーのための採寸へ。ブルーのポリエステルの生地でパンツを作ってもらう。2月にAはクローズしたので、今日は直接、縫製さんの仕事場にお邪魔した。AのオーナーのHさんとも久しぶりにお会い出来た。Hさんと話すと不思議な程に勇気が湧く。言い訳せず堂々と素でいたいと思える。体調のこともいつも気にかけてくれる。その言葉が本気で私の痛みに向けられていることが分かる。他人が感じている痛みに対する想像力というものはどの様にして備わるものだろう。自分も他人の痛みに同情や上部の言葉でなく、向き合うことがいつか出来るようになるだろうか。

仕上がったパンツの受け取りのときにまた会いましょうとHさんと別れた後、日比谷の映画館に滑り込み、『ムーンライト』を観た。評判通りの美しい映像。ストーリーは要約してしまったらステレオタイプな物語にしか聞こえないだろう。それでも、月明りに浮かぶ少年シャロンの肩甲骨の稜線、少し荒い青年シャロンの肌の光の粒、成長したシャロンの細い目の深さ、色の揺れと音楽と登場人物たちの寂寥感が映画を魅せてくれた。ただ、母親の描かれ方はあまりに簡単で残念。

家に帰ると、夫と息子は二階の寝室で絵本を読んでいた。今日1日のことを思い出しながら楽しそうに話してくれる。夫曰く、息子は夕食のときにテレビを見てはいけないと言い、夕食を食べ終えるとすぐに風呂に入ると言い、風呂から出ると歯を磨くと言い、すべて済むと二階に行って寝ると自ら言った、らしい。いつもなら、そのいちいちに抵抗して私のイライラをどんどん積み上げて、どこかのタイミングで積み上げたイライラをブチまけさせる息子。まあ、そういう役回りなのだろう、母親というのは。息子はどうするべきかを自分は知っているということを、普段は居ない夫に教えているつもりだったのかもしれない。

たまのお母さんの休日。

ありがとうございました。

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