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michi suwa

タイトルなし

色々な状況で、絆される。それは幸せな事かもしれない。生活があるという事だから。生活があるなら、猿真似も恥じる事は無いと、安吾が言ってる。

久しぶりの雨で、解体中の隣家の埃も落ち着いてる。いつも楽しそうな作業員が、今日はいやに静かだった。もう基礎のコンクリは砕かれてトラックに積まれている。家屋があった敷地の中心は順調に更地に近づいている一方で、表札の横のポストに挟まってるチラシと裏手の物置の中から覗くトランクケースが、そのまま雨に濡れてた。そこが最後に残されるのか!と驚きつつ、納得もした。