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michi suwa

タイトルなし

カラッとした晴れ。

午前中は作業を進めず、机の上に積まれた本をパラパラ読む。ユリイカ高野文子特集を読んでいるときに、今度の個展でのステイトメントは日記にしようというアイデアが浮かんだ。つまり、ここに書く。それを出力して会場に置いてくる。出来れば搬入を終えた夜、名古屋のホテルで書きたい。搬入の後にそんな余力があるか分からないから、下書きにメモくらいはしておこうか。なんで日記なのかは、よく分からないけど、初日を過ぎれば横浜に帰って、搬出まで会場に戻ることは無いし、その隔たりに、日記の日付けという生っぽい時間の表記が面白く作用してくれたらいいと思った。もはや、ステイトメントである必要もない。搬入の日の夜、ホテルで書いた日記があれば。ところで「奥村さんのお茄子」はやっぱり凄い漫画ですね。教えてくれた学生さんに感謝。

夕飯の支度をしながら、またユリイカの今度はマチス特集をパラパラ読む。台所読書は、料理をしながら反芻出来るので気に入っている。そのマチス特集の福田尚代さんの文章がとても良くて唸る。マチスのボール遊びの3つのボールは穴だという記述に、そうそうと頷く。そう言えば、茄子のある室内の茄子も3つだな。あれも穴か。鏡の方はあまり穴っぽくないな。と黄色ピーマンを切りながら思う。豚と炒める野菜が夏めいてきた。