2022-07-19

タイトルなし

三連休。コンペ提出を終えたばかりの夫と息子と展覧会を見て回る土日。口にも顔にも出さない夫は、やはり疲れてたっぽい。私なら、疲れたー、気遣えー、と口にも顔にも出すところ。楽しかったですか？と聞くと、うんと答える。結婚10年目。

土曜日は、自由ヶ丘で利部さんの個展（３回目の訪問）と、洗足池で空豆にて泉イネ展。パフォーマンスを終えた後の利部さんのインスタレーションは、この３週間のいろんな事、カンカン照りと大雨の後、休息という展覧会タイトルがとてもしっくり来た。空豆も２回目の訪問だけど、今回は建築をやっている夫にと、生活スペースも見せてもらう。その後、お疲れ夫は帰宅。息子と二人、アズプロのお祭りへ。息子はまた酔っぱらった大人をたくさん見た。

日曜日、八王子の森のGeneral Museum。生きて死ぬ間に何度隠れたり暴かれたり隠したり暴いたりするのか知らん。虫や植物にとっては生きる事とそれらはほぼ同義だな。いつの間にかたくさん蚊に喰われてて、ここでの隠れる術を持たないのんべんだらりとした自分の体が恥ずかしくなった。小平の照恩寺へ移動。息子は畳に転がりながら、和室の内装と伊藤さんの作品をデッサンしていた。照恩寺の３人展も折り返し、引き続きよろしくお願いします。

月曜日、ダラダラして近所のスーパーと回転寿司で連休終わり。

あと２日で夏休み。

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2022-07-13

タイトルなし

雨。

雨だったけど、息子の居ぬ間に美術館。竹橋。

東京駅からはタクシー。５分も乗らないのに、東京駅で降ってた雨が竹橋ではやんでた。帰りは竹橋で土砂降りだったのに、東京駅ではやんでた。蓮かな、お堀が緑だな、と思っているうちに雨の境を２度超えたらしい。

リヒターはさほど混雑していなくて、２周しても、まだいける。コレクション展、恩地孝四郎と古賀春江、北園克衛の橋本平八が死んだ日の事を書いた文章と橋本平八の達磨、駒井哲郎の詩画、長谷川三郎の船板のフロッタージュ、第５室のクレーとドローネーあたりで時間切れ、最後に急いでボナールを見に降りた。

ニューヨークで考え中を一気読みしたばかりだったからか、ベーグルが無性に食べたくなって、紀伊國屋で買った。帰ってベーグルを温めているところに息子帰宅。おろしたばかりの傘がまだきれいで嬉しそう。傘の寿命も1年生の頃に比べたら随分伸びたね。

2022-07-11

タイトルなし

晴れ。暑くて目が覚める。

選挙の翌朝か、と一瞬であのくさくさした感じが戻って来る。朝のニュースを睨むように見て、その中でも良かったねと言える事を、夫とポツポツと話して、いつも通り、息子を見送る。

３時間目の終わりに昇降口で待ってるよと伝えていたら、ちゃんと時間通りに息子は昇降口に現れて、すごいじゃん。ずっと可愛い、ずっと元気で来たけれど、やっぱり少し心配事が目立って来て、検査を受ける事にした。時々、こちらを見てニコッとしながら、一生懸命検査を受けている姿は、もう最高だな。目に焼き付けようと思った。家に帰ると、息子はすぐに遊びに出て行った。

もうすぐ夏休み。昇降口の脇にあった息子の植木鉢にはマリーゴールドの代わりにヒョロヒョロのイネ科の雑草が生えていた。

2022-07-08

タイトルなし

晴れ。朝はちょっと曇っていた。

午前中、母校ではない大学の9月からの授業のガイダンスのため出校。ガイダンス後、喫煙所で安倍元首相が街頭演説中に撃たれたと知った。帰りの電車は、スマホも本も開かず、ボーッと外を眺めてた。息子と夕方のニュースを見て、亡くなった事を知った。息子はニュースの内容を分かっていたのかも知れないが、私から何か言う事もしなかった。虚しく、腹立たしく、落ち着かない。選挙活動の萎縮に繋がるーとかラジオから聞こえて来て、それも耐えられず、消した。人の死は悼むこと以外出来ない。根っこの根っこは相模原の事件と繋がっているのかもしれないという事だけ、うっすら感じた。分からないけど、今日はそれだけ。