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michi suwa

昨日のこと。

年に一度、この時期に息子の幼稚園では、陶芸体験という催しがある。北鎌倉の浄智寺の傍にある小さな工房でお皿を作る。この日は、希望すれば保護者も参加して良いことになっていて、以前から息子にお母さんも来てと言われていたので、最後の年だしと参加した。

行きの電車、息子が嬉しそうに私にくっついていたのを見た先生が、息子をからかった。ここからが大変。怒った息子は先生に一通り反撃して、黙って動かなくなった。乗り換えのホームでも、みんなから遅れても帰ると言って動こうとしない。電車が到着したので、他の子のママの抱っこで無理矢理乗車。一駅分、泣いて叫んで暴れ続けた。目的の駅でも、抱っこで何とか降してもらう。降りがけに、前にいた初老の男性が肩ごしに何か吐き捨てるように言っていたが、息子の泣き声で聞こえなかった。ホームでまた動かなくなったが、何とか手を引いて移動を始める。浄智寺の入り口までは泣きながらも歩いた息子、いよいよ工房が近くなるとまた動かなくなった。紅葉が美しい山道では、泣き叫ぶ声にもさほど追い詰められない。駅のホームで泣いて動かなかった時に、通りがかりのおばあさんが息子の上着のフードに入れてくれた飴のことを思い出して、その飴を息子の口に入れた。さあ行こうと歩き出すと、ストンといつもの息子に戻り、目的地への道を案内してくれた。工房に着くと、けろっとして先生と落ち葉探しに出かけた。他のママたちとヤレヤレすみませんでしたと話しながら、私も落ち葉探し。丸く伸ばした粘土に落ち葉を載せて、釉薬を塗り、落ち葉を剥がすと、葉の跡が綺麗に残る。この皿を見るたびに、泣き叫ぶ息子と手を繋いで歩いた山道の景色を思い出すだろうな、と。

お皿作りが終わったところで子どもたちとは別れ、ママたちとお昼ご飯を食べたり、お土産を買ったりしてゆっくりと帰途についた。