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michi suwa

京都大阪

高槻の病院へ。今回は夫の実家には泊まらず、京都で一泊宿をとった。

京大附属の総合博物館で「タイムラインー時間に触れるためのいくつかの方法」を見た。作品をゆっくり巡ると確かに時間の層に触れる感覚がある。とても博物館らしい方法で導かれるので、自分の制作で感じる時間とは少し違うけれど、新たな光の当て方を見た感じ。

ロームシアターでひと休みと思ったら、ものすごい人。この日はコーラスの大会だったらしく、広場のあちこちで練習するコーラス団の皆さん。天気もいいので、観光の人も蔦屋書店目当ての人もコーラスの人も、犬の散歩に来た人も、一緒くた。休日を満喫していた。

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宿にチェックイン。夫と息子は宿で休み、私だけ近くの京都芸術センターへ行った。閉館間際で、充分には見られなかった。

一夜明けて日曜日。私と息子は高槻の病院へ。診察と検査を終えて、国立国際美術館に向かう。先に見ていた夫に息子を渡して、「抽象世界」を鑑賞。個々の作品については、見られて良かったし細部からの発見は大いにあった。アメリカ抽象表現主義以降の反マッチョな抽象絵画をある程度まとまった数で見る機会は貴重だと思う。ただ、結局どの作品を持って来られるかで、展覧会を組む以外にない、、、という諦めの空気が、、難しい。その方法の正解はひとつではないだろうけど、今回のこれをどう受け止めれば良いのか。根の深い問題の一端を見た気もした。

新幹線の時間が迫り、常設のジャコメッティはほとんど見られず、残念。となりの科学館に居た夫と息子と合流して、新大阪から横浜へ。

息子はなんだかとても楽しかった様子。また京都に泊まりたいと言っていた。

 

楽しかった旅を振り返っていたら、また悲しすぎる事件の報が入る。