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michi suwa

木曜日の夕方

お腹が空いたと息子が言うので、お迎えから戻ってすぐに夕食を準備し、4時半頃に食べさせた。5時頃、自分の分を食べるために座ろうとした時、じゅんが敷物から出てしまっていることに気付く。近付いて見ると、前後の足が不自然に伸びて、全身がピクン、ピクンと痙攣していた。膝に抱き上げお腹に手をあてると、呼吸は止まっていた。ピクン、ピクンと一定の間隔で何度か痙攣して、それも無くなり、じゅんは逝った。

 

神経質で、怒りっぽくて、魚より鶏肉が好きな猫。テーブルの角に座るのが好きで、角に向かって綺麗に前足を揃え、沈思黙考という風情で座っている事がよくあった。折り目の正しい猫だった。成人してからの18年、ジタバタする私を一番近くで見ていたのはじゅんだった。息子がやって来てからは、愛しむとはこういう事だと、黙って息子の傍らに座るじゅんに教えられた。

 

金曜日は出校日なので、火葬は土曜日にお願いした。

じゅんの遺骨は、とても綺麗でしっかりとしていて頼もしかった。

 

ありがとう。