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michi suwa

タイトルなし

晴時々曇。

息子は昨日の疲れがあったのか、あれがしたいこれがしたいと言って、幼稚園に行くのを渋った。こういう時でも、幼稚園に行きたくないとはっきりと言うことはない。遠まわしに行く気になれないことを伝える。それでも、いざ出かける段になれば、自ら靴を履いて玄関を開ける。

送りの後、ランニングとかけっこの様子を見た。かけっこでは相変わらずビリケツの息子だが、走り終わるたびに、私を見て誇らしげに笑う。こちらも大袈裟に拍手してガッツポーズを送る。じゃあね行ってきますとみんなと活動場所に移動する息子を見送って、家に戻った。

ようやく壁と床の塗装が終わった二階のアトリエスペースに物を動かしつつ、画材と作品の整理。収まるはずがないと思っていたが、意外ときれいに収まってくれた。掃除と夕飯の用意をしてタイムアウト

迎えに行くと、息子はにこにこで帰ってきた。充実して楽しい時間だった様子。家に帰ってからは、やはり風呂と夕飯までがなかなか難しい。幼稚園は楽しい反面、我慢もしているのだろう。家にいる間は自分のペースで、やりたいことをやりたいときにして、その全てに構って欲しいのは分かる。折り合いのつけどころはまだまだ手探りだ。

 

なびす画廊が閉じるとの知らせが届いた。ギャラリー現も来月までとか。場所も人も移ろい行くのは必然。同世代の展示場所は中央を避けるように散らばり、銀座や京橋に行くことも日に日に少なくなっていた。現在の藍画廊のスペースがギャラリー21+葉だった頃に3回展示をした。当然お隣のなびす画廊のオーナーもスタッフの方も毎回見てくれていた。何にも分からずひたすらに見てまわっていた学生の頃から、作り続けることに迷いモヤモヤとしていた20代、自分に苛立ちながらあの首都高わきの道を何度歩いただろう。貸画廊がどうこうと誰が言うのもあまり興味はない。ただ、一抹の寂しさだけ。