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michi suwa

タイトルなし

晴のち曇。

二十四節気穀雨。田畑を潤す雨が降る頃。

午前中は快晴。気温もぐんぐん上がり、子どもたちは半そでとパンツで泥遊びに興じたようだ。飛行機雲が空を横に割っている。飛行機雲の後は天気が崩れるときく。雨は降らなかったが、昼頃に空が暗くなり、風が冷たくなった。

朝の送り。同級生のお母さんたちと話しながら、しばらく遠くから息子の様子を見ていた。他の子たちと同じようにやろうとしたり、先生の言葉に応えたり、首を振ったりしている息子。先生たちは言葉はかけるが、決して強制はしない。少し前までの息子は皆んなの輪から離れた場所にいて、他の子がしていることなど全く意に関せず、ひとりで遊んでいるように見えた。あの間も、輪の中に興味は向いていたのだろう。少しずつ近づき、観察して、今では輪の中で出来ることをやってみようとしている。二週間足らずで、こんな姿を見られるとは思わなかった。幼稚園児の親とは、こんなに幸せなものなのか。この多幸感、癖にならないようにしなければ。まだまだ始まったばかり。

買い物をして家に戻って家事。あれもこれもとやっていたら、すぐにお迎えの時間になった。

息子の幼稚園の場合、お迎えと言っても、幼稚園の門の中にいる子どもをピックアップするのではなく、親たちは決まった時間に集合場所の公園で、子どもたちが帰ってくるのを待つ。リュックを背負ってビーチサンダルを履き、2、3人ずつ手をつないで歩く日焼けした子どもたちの一団が、今日はどの方向から現れるかと、周囲をうかがいながら待っている。「帰ってきた!」と誰かが声をあげる。その視線の方向に目を向けると、子どもたちがそれぞれの親めがけて走って来ている。身体に対して大きすぎるリュックを揺らして、その揺れに身体を後ろに引っ張られながら走る姿がかわいい。息子はしかし、マイペース。リュックは上級生に持ってもらい、片手に花か棒を持って、たいてい鼻唄を歌いながらゆっくり歩いて帰ってくる。

おかえり。

今日は珍しく、すぐに家に帰るという。疲れているのだろう。幼稚園二週目も明日で終わりだ。