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michi suwa

タイトルなし

晴。

風が心地よい春の日。

陽が強くなってきた。息子の足にはすでにビーチサンダルの日焼けがくっきりと残っている。

幼稚園も4日目。そろそろ疲れが出て来る頃だろう。息子は行きたくないとは言わないものの、家を出るまで、私に次から次に無理な要求をして抵抗。送りの自転車では、寂しがる仔犬のような声を出していた。集合場所では、同級生の何人かが泣いて暴れて抵抗していた。送り出した後、今日もしばらく遠くから様子を見ていた。息子はみんなが走る中を歩いている。走らないことを決めているかのように頑として歩き続けていた。一緒に様子を見ていた同級生お母さんが「立ち止まらないのが偉いよね」という。確かに、息子らしい主張の仕方を貫いているのには違いなかった。

3時間は家事で終わってしまった。30分でもいいから本を読みたかった。

迎えに行くため自転車でアメリカ坂を下っていくと本牧通りの桜が風に花弁を散らしているのが見下ろせる。薄桃色の中に黄緑色が少し見え始めている。

息子が帰ってきた後、そのままお昼ごはんを集合場所で済ませ、同級生の親子2組と共に幼稚園の園舎の畑へ。食べられそうな野菜を収穫したり、園舎の中の荷物の整理を手伝ったりした。子どもたちはけんかしながらも、よく遊んでいた。帰り際、息子は友達とまだ遊びたいと泣いた。

息子が植えたチューリップも、気付くと多くが咲ききって、いくつかはもう散ってしまっている。その後ろで、ハナミズキが白いハンカチの四隅だけを集めたような花を咲かせていた。季節はもう次に向かっている。

FBの幼稚園の写真には、息子の大きな笑顔があった。

初めてづくしの一週間も明日で終わりだ。