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入園式

雨。

あいにくの空模様。しかし、今日はハレの日。息子の入園式。

バタバタと準備し、自転車は使えないので徒歩で園舎へ向かった。緊張が息子に伝わらないよう努めてはいたが、なかなか進まない息子を急かさずに待ってやれるような余裕は持てなかった。会場に入ると、息子は同級生と並んで最前列に、私と夫は一番後方の席に座ることになり、息子は泣きこそしなかったが、堅い表情で片手をくわえていた。それでも、名前を呼ばれると立ち上がり、口に入っていない方の手で入園証を受け取っていた。式が終わりに近づき、子供たちの集中力が切れ始めると、息子も後ろを向いて不安を訴えてきた。声は聞こえないが口の動きから「こっちきて」と言っているのが分かる。私も「もうすぐおわるよ」と口を動かし、身振りで前を向いて座っているようなだめたが、だんだん息子の「こっちきて」が大きく荒っぽくなってきたので、腰をかがめて他の父母の前を通って息子の隣りへ行った。口の中に入っていた手を拭いてやり「良かったね、おめでとう」と声を掛けた。最後に在園生から贈られた花は、両手で受け取っていた。

帰り道は、行きののろのろが嘘のように、私たちの前を軽快に歩く息子。その後の親睦会でも、息子は楽しそうにはしゃいでいた。

親睦会が終わり、家に向かう途中で息子は寝てしまった。私も帰るとすぐに布団に倒れ込み、そのまま少し眠った。気が抜けたのだろうか、目覚めた後も強烈な疲労感で動けない。挙げ句の果てには夫に突っかかる始末の悪さ。ただ、結果的には夫の本音が聞けて良かった。分かっていたはずなのに、視野が狭くなっていたのは私の方だった。

 

明日は初登園。私の初出校日でもある。

送り迎えをしてやれないことはとても残念だ。

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