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michi suwa

春の風

晴。

夢見が悪く、深く眠れていない気がする。来週からいよいよ息子は幼稚園へ、私は週に一日、出身大学へ講師の仕事をしに行く。夢の中身ははっきりとは覚えていないが、幼稚園と大学の不安が均等に織り混ざったような夢だったと思う。

今日は、幼稚園で息子の同級生になる子2人とそのお母さんと赤ちゃん1人が遊びに来てくれた。いよいよ始まる幼稚園生活への不安が話題の中心になると思ったが、こう目前まで迫ってくると、不思議とあまりその話にはならない。なるようにしかならないよねと、不安な気持ちを他愛のない話にのせて空中に放しているような、そんな感じがあった。

今の家には、リビングからひと続きになっている四畳半ほどの土間がある。土間の南側に掃き出し窓があって、昼間は土間を通ってリビングに光が入ってくる。今日は窓を開けていたから風も心地よい。その中で子どもたちは縦横無尽に遊んでいた。いい季節だと思える日だった。

先日息子と行った地区センターの壁には「火の用心」や「交通安全」と半紙に書かれた書が貼り出されていた。こういう題材は指導者が決めてしまうのだろうか、感心するほど色気がないのはあえてそうしているのだろうか、などと思いながら、ぼーっと眺めていた。題材に溢れた今日のような日には何と書くのだろう。こんないい日には是非とも清々しい気持ちになれる言葉を書いてほしい。書道は小学生のときに道具を汚しただけの私が言うのも可笑しな話だけれど。