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michi suwa

タイトルなし

快晴。

子供の日。息子にとっては4度目の節句

とはいえ特に何も予定もなく、夫が二階の床塗りをしている間、息子と猫たちが二階に上がらないように気をひくのが今日の勤め。近所の和菓子屋に柏餅を買いに行く以外は家で過ごした。外はもう日差しが強い。家からバスの通りに出るまでに、車一台がギリギリ通れる細い急な登り坂がある。通りから坂はコンクリートで埋められていない崖が降りている。この崖が今、花盛りだ。雑草と一緒に近くの庭から種が飛んだのであろう花々が自由に咲いている。この崖の向かい側は民家が2、3軒ならんでいるが、その囲いに絡まっているジャスミンも満開だ。この坂を自転車で登る度に、ジャスミンの香りを思いきり鼻から吸い込み、少しむせる。

息子は最近、あまりオモチャで遊ばない。戸を開け閉めして中を物色したり、踏み台を自分で移動させて、届くはずのないものに手を伸ばす。言ってしまえば、やって欲しくないことを片っ端からやる。今日もそんなことを繰り返して1日遊んでいた。

夕飯の鯵の干物を混ぜたごはんを無言で食べて、ごちそうさまと言うとほぼ同時に寝てしまった。

来客

晴。

夫は今日から連休。二階の壁床塗りをすすめてくれる。

昼前に息子とホームセンターへ。植木鉢と塗装のものを買う。買い物をしている間に友人からメールで家に来るとの知らせ。パン屋に寄って帰る。昼食を用意しているところに友人到着。

大学時代からの何でも話せる友人。遠方に住んでいるため、前回会ってからももう1年近くは経っている。話しているうちに夕方になっていた。楽しい時間だった。

友人を見送って、夕飯の支度をしていると息子が愚図り出した。昼寝を逃して、夕方5〜6時まで頑張ってしまうと大抵こうなる。結局、どんな経緯でそうなったかは忘れてしまったが、取り外しできるフライパンの柄を握って階段に座ったまま寝てしまった。

園舎

快晴。

身体は痛むが、天気が良く気持ちがいい。

仕事に行く夫を見送って、息子と幼稚園の園舎に向かった。夏野菜の植え付けをした後、同級生のお母さんの指導のもと、布草履作り。息子の足のサイズのかわいい布草履が出来た。息子も気に入ってくれた。草履作りを教えてくれたお母さんが園舎で採れたハーブと出来立てのスモークでパスタとサラダの昼食まで作ってくれた。手仕事の後の美味しい料理と少しのアルコール、日差しの中でこれでもかと遊ぶ子どもたち。ちょっと眩しいくらいに楽しい休日だった。

 

みっともないとか、現状に合っていないから不自然だとか、そういう理由で変えるべきと言うことは、そもそも憲法という存在が不要だと言っているのと同義だと了解して、さてそう考える人達との対話はとことんすれ違うのだろうと、改めて暗澹たる気持ちになる憲法記念日

タイトルなし

晴。

夏のような日差し。

目を覚ますと、夫はすでに出勤して居なかった。息子がトイレと言うギリギリまで布団でダラダラし、朝食後も洗濯と掃除の他は何もせず、息子とテレビを見て過ごした。

昼過ぎにスーパーへ買い出しのために家を出る。坂の下のスーパーへ行くのに息子はバランスバイクに乗って行くと言って聞かない。慎重な息子は坂でスピードを出したりする危険は少ないが、問題は帰りだ。買い物の荷物で私の自転車のカゴがふさがったら、息子のバランスバイクを積んでやることが出来ない。帰りも自分で押して帰ることを約束して出発。スーパーに到着するまでに幼稚園の同級生に立て続けに会った。スーパーでは先生にも。息子はとても嬉しそう。帰り道、案の定、坂の途中で疲れて泣き出した息子。バランスバイクを道に置いて、私の自転車の後ろに乗りたいという。ここはのむわけにはいかない。バランスバイクを置きっぱなしには出来ないと言い聞かせ、バイクを自転車の後ろに乗せ、息子は歩かせた。泣きながら歩く息子と手をつないで、腰と片手で自転車を支えながら歩いた。こうなることは最初から分かっていた。どうするのが良かったのか、答えは出ない。この事態を回避するためなら、出かける時点で力づくでもバランスバイクを置いて来させればいい。でも、そうするのが最善かと問われれば、そうとは言い切れない。

息子との日々はこういう問答の繰り返しだ。

家に着く頃には、息子はいつものように虫や花に立ち止まり、それを楽しんでいるようだった。もう、くどくど言うまい。

こちらが困ってしまう要求に、その選択肢はないのだと強く言って聞かせないと事が先に進まない。そういう場面は日に何度もある。しかし、事実、そうやって追い詰められているのは私自身であり、最も憎むべき手段だということを忘れてはならないと改めて思う。

名古屋3日目–帰途

晴時々雷雨。

朝、目覚めるが身体が動かない。手足の痛みに加えて全身に強烈な倦怠感と重たい頭痛。今の体調では宿を取っての二泊三日が限界なのだと痛感する。息子を連れて海外に行ったり、何もない場所でキャンプもしたいのに。

今日は何も予定していないので、チェックアウトの時間まで宿でダラダラ過ごした。駅で弁当を買って、新幹線で新横浜に向かう。静岡に入ってすぐに雨が降り出した。新幹線の窓を雨粒が真っ直ぐ横ぎる。新横浜に着いても、ホームの屋根を激しく打つ雨の音。

今日は夫の誕生日。帰りに寄ろうと思っていたケーキ屋は定休日。息子を連れて雨の中をケーキ屋を探して歩くのは無理と判断して、一旦帰宅。雨雲が通り過ぎて日差しが戻った。ケーキは自転車で何とか調達し、無事に誕生日を祝えた。

 

名古屋2日目

晴。

豊田市へ。

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豊田市美術館に到着。

この旅の目的である『抽象の力』展を見た。楽しかった。楽しいと形容して良い展覧会だと思う。どん詰まりの壁の前で立ち尽くし、一旦は死んだと言われても仕方ない閉じた抽象絵画の歴史を、広範に渡る洞察で、清々しく塗りかえてみせてくれる。躍動し、変化する豊かな抽象の力に満ち満ちた展覧会。当然、(当然と言えることが奇跡であり、こんなに嬉しいことはない)息子もおおいに楽しんでいた。その楽しみ方がどんなに偏っていようが、表面的であろうが、誰に咎める権利があろうかと、この展覧会においては胸を張って言えるし、言うべきだと思える。

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外に出て美術館の前のマルシェでビオワインを飲みながら、夕陽に照らされる美術館を眺める。

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宿の近くに戻り、私の希望で夕飯はタイ料理。

ほろ酔いで歩く旅先の繁華街はまた楽しい。良い旅。

名古屋1日目

晴時々雷雨。

10時半すぎ、新横浜でのぞみに乗って名古屋へ。息子の新幹線対策のおもちゃも絵本も持って来なかったが、問題なく名古屋に到着。

宿へ荷物を預けてから昼食。洋食屋で味噌カツ。甘じょっぱい。

地下鉄で少し移動する。古い木造の家を店舗にしている着物と雑貨のお店へ。一階は着物と服飾雑貨、二階は雑貨と分かれている。二階ではちょうど陶芸作家の個展が開催中。店に着いてしばらくすると、急に空が暗くなり、遠くに雷鳴。怖くなった息子は私にしがみついて、そのまま寝てしまった。一階の庭が見える畳の部屋で息子を寝かせてもらい、雨の庭を眺めながら雨雲が過ぎるのを待った。

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夫が買い物を終えて降りて来た。続いて息子が起き、お茶とお菓子をいただいて、外を見ると雨はほとんど止んでいた。

歩いて行ける場所にカフェギャラリーがあると聞き、行ってみることに。昼寝を終えて元気な息子を連れていたのであまり長居は出来ず。しかし、とても良い展示でカフェのしつらえも心地良かった。息子がはしゃぎ過ぎる前に退散。

宿の近くに戻って、夕飯は櫃まぶし。

家族3人揃って出かけていることに息子が喜んでいるのが分かるので、私も嬉しい。