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michi suwa

タイトルなし

晴。

昨日よりも風が強い。気付けば桜は散り切って、若葉と空の青。雲が駆け足に頭上を流れている。陽射しでどんどん黒くなる子どもたち。また夏が通り過ぎる準備を着々と進めている。

昨日一日中外で過ごしたせいか身体が重い。関節もあちこち腫れている。

今日は早く息子を家に連れて帰ろう。

朝、家を出ようとすると「お父さんと行く」と言う息子。日々やり方を変えて、ちょっと抵抗する。お父さんは会社に行ってお仕事で、あなたは幼稚園に行くのが仕事だよと言うと、しばらく考えて、靴を履いて着いて来た。

息子を送り出した後、地区センターへ移動して、同級生のお母さんたちとタマネギの皮で子どものTシャツを染めた。下地の処理の有無や媒染液に漬ける時間で色が随分と変わる。この思い通りにはいかない面白さは、子どもたちにも体験させてやりたい。季節を通して素材を変えてみても楽しそうだ。

集合場所に戻って、染めたシャツを干しながら子どもたちが帰ってくるのを待つ。

帰ってきた子どもたちの反応はさまざま、まずは何故公園に服を干しているのかという疑問から、自分のはどれか、友達のはどれか、どれが好きか、等。ひと通り質問や感想を投げると、おやつや遊びにそれぞれが散っていく。親たちも、それを見守りながら、子どもと離れていた時間の成果物を片付けて、順に帰途に着いた。

息子は帰りの自転車で寝た。週の半ばでやはり疲れているのだろう。夜も20時には寝た。

子どもも大人も、お互いの自由を尊重しながら適度につながっていて居心地がいい。幼稚園生活に、息子も私も少しずつ慣れてきたと思える日だった。

タイトルなし

嵐のち晴。

朝のうちに嵐が去ってくれた。

弁当を作って、息子を送り出しに集合場所へ。「お母さんと行くー」と少し渋る息子。先生に渡して離れると、すぐに落ち着いて他の子たちと歩き出した。

一度家に帰って片付けを済ませた後、幼稚園の園舎の裏の畑に行って、同級生のお母さんと作業。花も咲ききった菜の花科の野菜を引き抜き、夏野菜に備える。土を掘り返すとミミズや幼虫がどんどん出てくるが、出てきた先からニワトリの餌に。嬉しいときのニワトリの声はかわいい。

息子を迎えに行く。息子はまだまだ元気で帰ろうとしない。結局四時近くまで外にいた。

幼稚園の様子を写真で見ると、年長さんの女の子がいつも息子と手をつないでくれている。上級生と手をつなげるようになってから、他の子と同じペースで歩けているようだ。それまではいつも最後尾を先生に手を引かれていた。子ども同士で手をつなぐというだけで、大人の誘導とは違う科学反応の様なことが息子に起こっているのだろうか。写真の中の息子の表情もとてもいい。

今日はとにかく気持ちの良い天気だった。

今日

晴のち雨。

幼稚園二週目初日。

今日から息子も弁当。いつも以上に頑張らない弁当。息子が食べるもの、腹ぺこで開けて嬉しいもの、、、シャケのおにぎり、ウィンナー、煮豆、チーズ。食べないだろうけど、欲が出てピーマンとにんじんと豚の炒め物。

息子は目覚めから登園まで上機嫌だった。送り出した後、買い物をして帰宅。洗濯と掃除の後、二階のアトリエになるはずの部屋の荷物を動かしたりする。昼近くになって、どんどん空が暗くなる。身体もあちこち痛み出す。昨夜の腹痛の残り滓のような痛みも残っている。

息子が弁当を食べているだろう時間に、ひとり家で昼食。弁当の残りの炒め物とふりかけごはん。なかなか妙な感じだ。夫と息子に弁当を持たせて、そのおかずの残りを昼に家でひとり食べる。へーこういうものか、と独り言ちる。

迎えに行くと、息子はお腹すいたと言いながら帰ってきた。弁当箱を開けると、おにぎりが一口ぶんと炒め物が残っているだけだった。すぐに今の弁当箱では足りなくなるのだろう。近くのパン屋でパンを買って食べさせた。雨が降り出すギリギリまで公園で遊び、家に帰ると疲れと眠たさで荒れる息子。こちらも低気圧で参っていたので、気持ちよく相手してやれない。このまま夕飯も風呂もなしで寝てもいいかと半ば諦めた頃に、眠たさの峠を越えたのか、急に上機嫌に。

20時半、就寝。

昨日

昨日のこと。

晴。

夫は仕事が休み。久しぶりに3人で出かけた。

無料のチケットを申し込んでおいた子ども向けのコンサートへ。幼稚園一週目のお疲れさまのご褒美にもなるだろうと思って申し込んでおいた。百貨店の中のホールが会場だった。息子が大きくなるにつれて、どんどん足が遠のいていた百貨店と言う場所に、日曜日の昼間に行くことに不安はあったが、結果的には後悔するようなことにはならなかった。コンサートは手遊びと絵本の朗読に生演奏がついた形のもので、息子は楽しそうに身体を動かしていた。最後に長い物語の朗読があり、ここで昼寝。コンサートが終わり、夫が眠った息子を抱いて喫茶店に移動し、コーヒーを飲みながら息子が起きるのを待った。

家に帰り着いて、夕飯の支度をしていると胃にムカつき感と下腹部に膨満感。夕食後、夫と息子が風呂に入っている間に、胃の痛みがどんどん強くなり、脂汗が出てくる。風呂から出た息子に寝巻きを着せて、後を夫に頼んで横になった。この強烈な痛みは胃から腸に段々降りてくる。1、2時間すれば治る。何度も経験している痛みだ。息子と胎盤と共に出て行ってくれたのかと思うくらい、産後はほとんどなかった。何度か医者にも行ったが、ストレスが原因の神経性腸炎と言われるだけだった。また、これに悩まされるとは、全くウンザリだ。布団に入っていると、間も無くして息子と夫も寝室に来た。息子は初めて見る私の姿に不安になったことだろう。私の脇に顔を押し当てて手で私の腹をさすってくれていた。夫は背後で腰をさすってくれた。どのくらいそうしていたか分からない。痛みの波が引くのと同時に眠ってしまったようだ。

そんなわけで、日記を昨日は書けなかった。

タイトルなし

晴。

夫が朝早くから仕事で出ていたので、息子と2人で朝食。

何も予定がない土曜日。一週間、慣れない幼稚園の生活で疲れているだろうから、出来るだけのんびり過ごそうと思ったが、9時半をまわる頃には息子は出かけたいと言いだした。しかも電車に乗って出かけたいと言う。とりあえず駅まで歩こうと、10時すぎに家を出た。急かす理由は何もないので、息子のしたいように、寄り道に付き合っていたら、途中にある公園でひと遊びしたこともあり、徒歩10分の駅までの道程に1時間半かかった。ちょうどお昼時に駅に着いたので、駅近くのパン屋でお昼を済ませる。酵素ジュースを頼んでみたら、これを息子がえらく気に入り、おかわり。こんなにガブガブ飲んでいいものだろうか。店を出ると、家に帰っておやつにしようと息子から言いだした。バスがちょうど来たので、家に一番近いバス停まで乗ることにした。バス停は私の母校の正門前。ここも桜が綺麗だ。しばらく正門わきで息子と虫や野の花を見ていた。家に帰ると息子は抱っこをせがんだ。座って抱いてやるとすぐに眠った。

1時間と少し眠った後、目覚めた息子はとても元気。ただ、夕飯の後に下痢をした。酵素ジュースが効いたのだろうか。それでもケロッとして元気なまま、風呂でも1時間は遊んでいた。それでも、幼稚園とは疲れ方が違うのだろう、夜もなかなか寝ない。寝る直前、絵本のことで駄々を捏ねて愚図った。最近、息子は愚図るとき、私が息子を叱るときと同じセリフを声色まで真似て何度も言う。愚図っていない時でも、友達や猫たちに向かってふざけてそれをやる。私の方は、恥ずかしさと情けなさで気持ちが荒ぶるのを抑えて平静を装うのに必死になる。

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駅までの道程、息子は穴という穴、溝という溝、狭い隙間、段差、表札、ポストの向き、室外機、車、他の子ども、犬、猫、蟻、草木、花…、あらゆるものを見過ごすことが出来ない。こういう散歩を、あと何回出来るだろうか。待つのも疲れるが、この時間が貴重なことだけは分かる。

タイトルなし

晴。

今日も快晴。

こんな天気でも自転車に乗るには手袋が必要。自転車で風を受けると手が痛む。手袋をしていても痛みが消えるわけではないが、屋外にいるときは風や日射しが直接あたるのは避けたい。そろそろ毛糸はおかしいので、薄手の夏物を探そう。

息子の幼稚園の最初の一週間が今日で終わる。疲れているだろうが、少し慣れてきたのか、今日はえらくすんなりと送り出せた。

帰って、息子のお弁当を作って夕飯の仕込み、掃除と皮下注射。今日は1時間、本を読めた。

お迎えに行くと、すぐに子どもたちの姿が見えた。子どもたちの疲れを考慮して、早めに切り上げておりて来たのだろう。しかし、息子の姿だけが見えない。疲れて動かなくなっているのではと心配したが、すぐに先生と遊び遊び歩く息子の姿が見えた。嬉しそうに先生を困らせている息子を見て心底ほっとした。

集合場所でお弁当を食べ、図書館とその隣の公園へ。公園の桜の花吹雪が見事。

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3時をまわりそうになったところで、自転車で婦人科の検査結果を聞きに行く。息子は移動中に寝てしまった。寝ている息子を抱いて診察室に入ると、すぐに先生が「また一緒なんだよー」と。結果は軽度異形成のまま変わらず。また3ヶ月後に検査を受ける。良かった。今、悪化されては困る。

帰り道、息子が目を覚ましていたので、以前住んでいた家の近くの古書店へ立ち寄った。二階のギャラリーで展示を見て、息子と絵本を2冊選んだ。ここのオーナーも息子のひとつ年下の男の子のお母さんだ。この店はもうすぐ閉めてしまうらしい。とても残念だ。

時計を見ると4時半を過ぎている。店を出て家に向かった。

 

タイトルなし

晴。

風が心地よい春の日。

陽が強くなってきた。息子の足にはすでにビーチサンダルの日焼けがくっきりと残っている。

幼稚園も4日目。そろそろ疲れが出て来る頃だろう。息子は行きたくないとは言わないものの、家を出るまで、私に次から次に無理な要求をして抵抗。送りの自転車では、寂しがる仔犬のような声を出していた。集合場所では、同級生の何人かが泣いて暴れて抵抗していた。送り出した後、今日もしばらく遠くから様子を見ていた。息子はみんなが走る中を歩いている。走らないことを決めているかのように頑として歩き続けていた。一緒に様子を見ていた同級生お母さんが「立ち止まらないのが偉いよね」という。確かに、息子らしい主張の仕方を貫いているのには違いなかった。

3時間は家事で終わってしまった。30分でもいいから本を読みたかった。

迎えに行くため自転車でアメリカ坂を下っていくと本牧通りの桜が風に花弁を散らしているのが見下ろせる。薄桃色の中に黄緑色が少し見え始めている。

息子が帰ってきた後、そのままお昼ごはんを集合場所で済ませ、同級生の親子2組と共に幼稚園の園舎の畑へ。食べられそうな野菜を収穫したり、園舎の中の荷物の整理を手伝ったりした。子どもたちはけんかしながらも、よく遊んでいた。帰り際、息子は友達とまだ遊びたいと泣いた。

息子が植えたチューリップも、気付くと多くが咲ききって、いくつかはもう散ってしまっている。その後ろで、ハナミズキが白いハンカチの四隅だけを集めたような花を咲かせていた。季節はもう次に向かっている。

FBの幼稚園の写真には、息子の大きな笑顔があった。

初めてづくしの一週間も明日で終わりだ。