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michi suwa

タイトルなし

晴。

夫が朝早くから仕事で出ていたので、息子と2人で朝食。

何も予定がない土曜日。一週間、慣れない幼稚園の生活で疲れているだろうから、出来るだけのんびり過ごそうと思ったが、9時半をまわる頃には息子は出かけたいと言いだした。しかも電車に乗って出かけたいと言う。とりあえず駅まで歩こうと、10時すぎに家を出た。急かす理由は何もないので、息子のしたいように、寄り道に付き合っていたら、途中にある公園でひと遊びしたこともあり、徒歩10分の駅までの道程に1時間半かかった。ちょうどお昼時に駅に着いたので、駅近くのパン屋でお昼を済ませる。酵素ジュースを頼んでみたら、これを息子がえらく気に入り、おかわり。こんなにガブガブ飲んでいいものだろうか。店を出ると、家に帰っておやつにしようと息子から言いだした。バスがちょうど来たので、家に一番近いバス停まで乗ることにした。バス停は私の母校の正門前。ここも桜が綺麗だ。しばらく正門わきで息子と虫や野の花を見ていた。家に帰ると息子は抱っこをせがんだ。座って抱いてやるとすぐに眠った。

1時間と少し眠った後、目覚めた息子はとても元気。ただ、夕飯の後に下痢をした。酵素ジュースが効いたのだろうか。それでもケロッとして元気なまま、風呂でも1時間は遊んでいた。それでも、幼稚園とは疲れ方が違うのだろう、夜もなかなか寝ない。寝る直前、絵本のことで駄々を捏ねて愚図った。最近、息子は愚図るとき、私が息子を叱るときと同じセリフを声色まで真似て何度も言う。愚図っていない時でも、友達や猫たちに向かってふざけてそれをやる。私の方は、恥ずかしさと情けなさで気持ちが荒ぶるのを抑えて平静を装うのに必死になる。

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駅までの道程、息子は穴という穴、溝という溝、狭い隙間、段差、表札、ポストの向き、室外機、車、他の子ども、犬、猫、蟻、草木、花…、あらゆるものを見過ごすことが出来ない。こういう散歩を、あと何回出来るだろうか。待つのも疲れるが、この時間が貴重なことだけは分かる。

タイトルなし

晴。

今日も快晴。

こんな天気でも自転車に乗るには手袋が必要。自転車で風を受けると手が痛む。手袋をしていても痛みが消えるわけではないが、屋外にいるときは風や日射しが直接あたるのは避けたい。そろそろ毛糸はおかしいので、薄手の夏物を探そう。

息子の幼稚園の最初の一週間が今日で終わる。疲れているだろうが、少し慣れてきたのか、今日はえらくすんなりと送り出せた。

帰って、息子のお弁当を作って夕飯の仕込み、掃除と皮下注射。今日は1時間、本を読めた。

お迎えに行くと、すぐに子どもたちの姿が見えた。子どもたちの疲れを考慮して、早めに切り上げておりて来たのだろう。しかし、息子の姿だけが見えない。疲れて動かなくなっているのではと心配したが、すぐに先生と遊び遊び歩く息子の姿が見えた。嬉しそうに先生を困らせている息子を見て心底ほっとした。

集合場所でお弁当を食べ、図書館とその隣の公園へ。公園の桜の花吹雪が見事。

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3時をまわりそうになったところで、自転車で婦人科の検査結果を聞きに行く。息子は移動中に寝てしまった。寝ている息子を抱いて診察室に入ると、すぐに先生が「また一緒なんだよー」と。結果は軽度異形成のまま変わらず。また3ヶ月後に検査を受ける。良かった。今、悪化されては困る。

帰り道、息子が目を覚ましていたので、以前住んでいた家の近くの古書店へ立ち寄った。二階のギャラリーで展示を見て、息子と絵本を2冊選んだ。ここのオーナーも息子のひとつ年下の男の子のお母さんだ。この店はもうすぐ閉めてしまうらしい。とても残念だ。

時計を見ると4時半を過ぎている。店を出て家に向かった。

 

タイトルなし

晴。

風が心地よい春の日。

陽が強くなってきた。息子の足にはすでにビーチサンダルの日焼けがくっきりと残っている。

幼稚園も4日目。そろそろ疲れが出て来る頃だろう。息子は行きたくないとは言わないものの、家を出るまで、私に次から次に無理な要求をして抵抗。送りの自転車では、寂しがる仔犬のような声を出していた。集合場所では、同級生の何人かが泣いて暴れて抵抗していた。送り出した後、今日もしばらく遠くから様子を見ていた。息子はみんなが走る中を歩いている。走らないことを決めているかのように頑として歩き続けていた。一緒に様子を見ていた同級生お母さんが「立ち止まらないのが偉いよね」という。確かに、息子らしい主張の仕方を貫いているのには違いなかった。

3時間は家事で終わってしまった。30分でもいいから本を読みたかった。

迎えに行くため自転車でアメリカ坂を下っていくと本牧通りの桜が風に花弁を散らしているのが見下ろせる。薄桃色の中に黄緑色が少し見え始めている。

息子が帰ってきた後、そのままお昼ごはんを集合場所で済ませ、同級生の親子2組と共に幼稚園の園舎の畑へ。食べられそうな野菜を収穫したり、園舎の中の荷物の整理を手伝ったりした。子どもたちはけんかしながらも、よく遊んでいた。帰り際、息子は友達とまだ遊びたいと泣いた。

息子が植えたチューリップも、気付くと多くが咲ききって、いくつかはもう散ってしまっている。その後ろで、ハナミズキが白いハンカチの四隅だけを集めたような花を咲かせていた。季節はもう次に向かっている。

FBの幼稚園の写真には、息子の大きな笑顔があった。

初めてづくしの一週間も明日で終わりだ。

3時間

晴のち曇。

今朝は夫が朝早く出勤して、息子と2人きりの朝。私の方が早く目が覚めたので、朝食の準備を済ませてから息子を起こした。息子を抱いて下に降りて朝一番のトイレに行かせるのは夫の役割だが、今朝は夫はすでにいない。朝だから手は痛むが、昨日の冷たい雨の中でしんどい思いをして、今日もまたこれから頑張ることを思うと、息子を抱いてやらないわけにはいかなかった。幼稚園に毎日行くことが、私にも息子にも当たり前になるのはいつだろう。

息子を自転車に乗せて家をでて集合場所へ。今日はすぐに移動せず、集合場所の公園で走ったり体操したりするようだったので、しばらく遠くから様子を見ていた。先月の週一回の活動のときは先生に手を引かれていたのが、今日はひとりで走っていた。

送りの後は、スーパーで買い物をして家に戻った。洗濯と掃除を済ませてからは、ずっと読めていなかった本を読むことにした。そして気づくとお迎えの時間。

息子はあまり浮かない顔で帰ってきた。公園には残っていたが、同級生ともあまり遊ぼうとしない。後でFBで見た写真には、駆けっこで圧倒的に間を空けられてビリケツになっている小さな息子の姿があった。遊ぶ姿もひとりの写真が多かった。

帰ってきた息子と過ごしながら、たった3時間だが、とても長く離れていたように感じるのは何故だろうかと考えていた。3時間の間に、3歳の息子なりに傷ついて、周りとの差に気落ちして、ひとりで過ごしていたのだ。

すごいことだ。

大丈夫。頑張れ。

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夕方の空。

幼稚園が始まって2日目。

冷たい雨。

息子は幼稚園へ行きたくないとは言わなかったが、リュックサックが濡れるから持って行きたくないという。リュックサックにもレインコート付けたから大丈夫だよと言うと、いまいち納得いかないという表情で黙っていた。そうこうしているうちにバスの時間が迫ってきた。急いで家を出て、バス停に向かって息子の手を引いて歩き出した。思っていた以上に寒く雨も強いことに怯んだのだろう、歩こうとしない息子を半分引きずるようにしてバス停まで歩いた。集合場所で送り出すと、ひとつ上の女の子と手をつないで雨の中を歩き出した。手をつなげるようになっていたことに驚く。

行ってらっしゃい。

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1時間に2本しか来ないバスで家と往復するのはやめて、お迎えの時間まで近くのイオンで過ごした。

お迎えでは、息子を含めて年少さんの半数は半べそか、お母さんの顔を見て泣き出すかだった。寒さと疲れで泣いて座り込みたくなるのを我慢して、母たちの待つ所まで歩いてきた。鼻をすする息子を抱きしめて、気持ちが落ち着くのを待つ。今日のような日のお迎えは私も緊張する。気持ちを落ち着かせる必要があるのは私も同じだ。身体も月齢も一番小さい息子はみんなに付いて歩くので必死だったろう。途中、動けなくなった時間もあったようだ。

家に着いて、着替えを済ませてお昼ごはんを食べると、意外にも息子から今日のことを話し始めた。今日はあまり聞き出すことはしないようにしようと思っていたが、息子の方から「今日は何したのって聞いて」と言ってきた。いざ聞いてみると、「えーっと」と、答えに困る息子。

お疲れさま。

初日

晴。

今日は初出校。息子と夫を起こさないように、5時半に布団を出たが、すぐに息子の泣き声が聞こえてきた。布団に戻りしばらく添い寝をして背中をトントンとすると眠った。そっと布団を出て階下に降りると、また泣き声がして、添い寝。それを何度か繰り返しているうちに、息子も夫もすっかり起きてしまった。仕方ないので、一緒に降りて、抱っこしながら私だけ朝食を済ます。これ以上抱っこしていたら遅れてしまう時間になったので、遅刻という言葉とその意味をゆっくりと説明して、夫に託して出かける準備に取り掛かる。しばらくグズグズしていたが、夫の膝で電車のDVDを見ているうちに落ち着いた。息子に行ってきますと言うと、行ってらっしゃいと言って、私が出した手の平にパチンとしてくれた。

通勤時間帯の電車に乗るのは何年ぶりだろうか。大学の最寄り駅までの一時間、立ちっぱなしも覚悟していたが、乗り換えで上手いこと座ることができた。

大学は課題の初日だったため、挨拶と自己紹介と課題説明に同席するというのを学年毎に繰り返した。かつて自分がしていたように、学生たちは小さい木の椅子に座って教授たちの話を聞いていた。

帰りの電車で携帯を見ると、FBに今日の幼稚園での息子の写真がアップされていた。満開の桜と青空の下で息子は楽しそうに遊んでいた。

帰り途中で、お腹を空かせている息子がすぐに食べられるようにとコロッケを買った。帰ってみると、夫が買ったコロッケがテーブルにすでに置いてあった。夕飯は、食べきれないほどのコロッケと昨日のカレーの残り。

入園式

雨。

あいにくの空模様。しかし、今日はハレの日。息子の入園式。

バタバタと準備し、自転車は使えないので徒歩で園舎へ向かった。緊張が息子に伝わらないよう努めてはいたが、なかなか進まない息子を急かさずに待ってやれるような余裕は持てなかった。会場に入ると、息子は同級生と並んで最前列に、私と夫は一番後方の席に座ることになり、息子は泣きこそしなかったが、堅い表情で片手をくわえていた。それでも、名前を呼ばれると立ち上がり、口に入っていない方の手で入園証を受け取っていた。式が終わりに近づき、子供たちの集中力が切れ始めると、息子も後ろを向いて不安を訴えてきた。声は聞こえないが口の動きから「こっちきて」と言っているのが分かる。私も「もうすぐおわるよ」と口を動かし、身振りで前を向いて座っているようなだめたが、だんだん息子の「こっちきて」が大きく荒っぽくなってきたので、腰をかがめて他の父母の前を通って息子の隣りへ行った。口の中に入っていた手を拭いてやり「良かったね、おめでとう」と声を掛けた。最後に在園生から贈られた花は、両手で受け取っていた。

帰り道は、行きののろのろが嘘のように、私たちの前を軽快に歩く息子。その後の親睦会でも、息子は楽しそうにはしゃいでいた。

親睦会が終わり、家に向かう途中で息子は寝てしまった。私も帰るとすぐに布団に倒れ込み、そのまま少し眠った。気が抜けたのだろうか、目覚めた後も強烈な疲労感で動けない。挙げ句の果てには夫に突っかかる始末の悪さ。ただ、結果的には夫の本音が聞けて良かった。分かっていたはずなのに、視野が狭くなっていたのは私の方だった。

 

明日は初登園。私の初出校日でもある。

送り迎えをしてやれないことはとても残念だ。